「冷えすぎ110番」のめざしたもの
「冷えすぎ110番」の目的は、「夏の軽装」を応援し、省エネを進めることです。
暑い夏に冷房を効かせながら重ね着・厚着をしているのは、どう考えても不自然でしょう。暑ければまず衣服を軽装にする。それが昔から行われてきた自然なふるまいです。それは冷房に過度に依存することを避け、自然と省エネにつながるのです。だから私たちは、夏に軽装をしている人々を応援したいし、応援してくださる方を増やしたいと考えています。
応援の仕方はいろいろとあると思いますが、この「冷えすぎ110番」も有効な応援策になると、私たちは考えています。
「夏の軽装」は、環境省の提唱で昨年度から「クールビズ」という国民運動として展開されていますが、一方では「冷房が効きすぎていて、クールビズでは寒すぎる!」という経験をすることも多いのが現状です。これでは国民運動も広がらないでしょう。「夏なのに寒すぎる」というあまりに不合理な状況を私たちはなくしていきたいと考えています。
私たちは、冷えすぎの場所や施設のイメージダウンをはかることを意図しているのではありません。逆に、その管理者の方に「クールビズ応援団」になって欲しいと考えています。管理者の方が、冷えすぎで困っているお客様や利用者が間違いなくいることを再認識し、冷房の調節にもう少しだけ気を配り、ちょっとした工夫をしてくだされば、安心して軽装ができるようになる方も多いはずです。そしてそれは、省エネだけでなく、お客様や利用者へのサービスの向上と顧客満足度の向上にもつながるはすです。
「冷えすぎ110番」は日本初の試みです。
この試みが「夏の軽装」「クールビズ」を応援し、省エネを進めるための一助になることを願っています。
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