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今年から京都議定書の第一約束期間がはじまり、地球温暖化防止のための地域での取り組みも、これまでの普及啓発に加えて、具体的な削減実績を求められる段階に入りました。日本全体でも静岡県でも、1990年以降の二酸化炭素排出量増大分の約半分は家庭生活に関連するものであることから、この分野で確実な排出削減を進めることが、地球温暖化対策を進める上で極めて重要です。
家庭生活分野における効果的な二酸化炭素排出削減策の一つとして、住宅断熱性の向上や省エネ設備機器の導入などの「住宅の省エネ性能の向上」があげられます。しかし、新築住宅については、住宅性能表示制度や省エネ法等により、その省エネ性能の向上がある程度進んでいますが、既設住宅ではあまり進んでいないのが現状です。住宅のリフォームを通じて快適さや省エネ効果の恩恵を享受するという考え方が一般家庭に浸透していないこと、またリフォームを希望する家庭があっても、安心できる相談先や施工事業者が身近にないこと、そして住宅関係者も必ずしもそのことに十分に意を用いてこなかったことなどが、その大きな原因だと考えられます。
私たちは上記のような認識から、静岡県内で活動実績のある住宅設計・部材・施工関係者、住宅ローン関係者、行政機関、学識経験者、地球温暖化防止活動推進センターなどから成る「静岡県エコリフォーム推進協議会」を設立することといたしました。
本協議会は、エコリフォームに関する普及啓発・情報提供・施工支援等の活動を通じて多くの静岡県民の皆様にエコリフォームの重要性を理解していただくとともに、実際にエコリフォームを希望する際に、気軽に安心して相談・依頼できるプラットフォーム組織としての機能を果たしてきたいと考えます。
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