|
リサイクルとはいえ、牛乳パックを洗ったりすると水の消費と下水道の汚染になりませんか。
|
|
|
そもそも、リサイクルをすれば環境負荷がなくなるということではありません。ご指摘のとおり、洗うことで水に対する環境負荷が生じます。一方でリサイクルすることで、木から紙を作るよりも環境への負荷が小さくなる面もありますので(水への負荷も含めて)、リサイクルすることで全体として環境負荷が減るのか考える必要があります。
ただ、一般的には、油が入っていた容器以外なら洗ってリサイクル等に出したほうが環境負荷が少ないといわれています。
|
|
|
|
|
牛乳パックはリサイクルした方がコストがかかると聞いたことがありますが、本当はどうなのでしょうか?
|
|
|
紙パックの原料は北欧産やアメリカ産のスギや西洋マツのことが多く、とても上質の古紙になり、1kg当たり15円程度(持ち込み価格,2005年夏)で再生紙メーカーに買い取られています。紙パック古紙原料の方がバージンパルプ原料よりも製造コストが安いので、再生紙メーカーは牛乳パックを有価で買い取っているのです。ですから、牛乳パックをリサイクルするのには確かにコストがかかりますが、それは経済性のあるコストなのです。ただし、牛乳パックをトイレットペーパーではなく、再び牛乳パックにリサイクルするのであれば、紙パック古紙原料使用よりもスギ・西洋マツ原料使用の方が製造コストが安くなるかもしれません。
|
|
|
|
トレイやパック類が汚れているので、洗剤と水を使って汚れを落とし分別していますが、その時の洗剤汚染と水資源の無駄使いにどうも納得がいきません。資源を残すために使われてしまう別の資源を考えると、どちらが環境のためにいいのでしょうか。
|
|
|
資源のリサイクルと水資源の使用とで、どちらをとるかは難しい問題です。いろいろな研究でも、まだ結論は出ていません。これは、地域事情(水道供給や汚水処理の仕方など)を勘案して、その地域ごとの優先度をみんなで考えていくしかありません。
ちなみに、エネルギーだけを考えるのであれば、洗ってリサイクルする方がトータルでの消費量が少なくなることは確かなようです。
|
|
|
|
アルミ缶とツナ缶が一緒に資源回収に出されていますが、
油で汚れないか心配になります。
|
|
|
ツナ缶についた油分や汚れなどはアルミ缶のリサイクルの「焙焼」という過程で缶についている塗料とともに燃えてなくなってしまいますので、気にする必要はないでしょう。ただ、固形の異物はあらかじめ取り除いてください。
|
|
|
|
生ごみ処理機の維持費がけっこうかかってしまいました。夏場は特に臭いが出るため処理剤をひんぱんに交換しなくてはいけません。電気代と処理剤で月1000円以上になります。これってエコになるのでしょうか?
|
|
|
電気を使うタイプの生ごみ処理の場合、必ずしもその使用が省エネ・地球温暖化防止につながるとはいえません。生ごみを通常のごみとして排出して、収集・焼却処理したほうが、二酸化炭素排出量の排出削減になるという試算もあります。生ごみ処理機の購入に補助をしている自治体もありますが、それは収集ごみの減量とその処理費用の削減を目的としている場合が多いようです。
|
|
|
なお、多少ムシがわきますが、コンポスト容器で肥料を作り利用するのであれば、電気を使わないので、ごみの減量にも二酸化炭素排出削減にもつながります。
|
|
|
|
電動式生ごみ処理機はどのくらい電気を使うのでしょうか?
|
|
|
生ごみ処理機には、@乾燥式:温風乾燥で生ごみの水分を蒸発・減量する方式、Aバイオ式:微生物や菌類の働きにより、ごみを分解する方式、Bハイブリッド式:生ごみを送風乾燥してバイオ処理する方式があります。
メーカーのホームページを見ると、乾燥式の場合1月(30回)450円〜510円で処理できる量は1〜2kg。バイオ式の場合、1月で260〜920円で処理できる量は1日0.7kg〜2.5kg。ハイブリッド式の場合、1月約250円で処理量は一日約1.2kgとなっています。
方式によっても違いますが、同じ方式でも処理量により変わってくることがわかります。気になるようでしたら、お使いの機種の取扱説明書で確認なさることをお勧めします。
|
|
|